カングーのジャッキはどこ?と探したことがあるので、場所と使い方を記録しときます。
「ジャッキ」は車体を持ち上げる器具でタイヤ交換などで使います。
普通に乗ってるだけだと使う機会はないんですが、パンクなどの緊急時で使うかもしれません。
カングーのジャッキの場所はちょっとわかりずらいので、収納場所と使い方だけでも覚えておきましょう。
カングーのまとめ記事はこちら↓
注:著者は自動車整備に関して素人です。記事の内容を真似するときは自己責任で参考程度にしておいてください。カングーの維持費を抑えつつ日常の足として使える車であって欲しいと願っています。
車両情報
- メーカー:ルノー
- 本社:フランス
- 車名:カングー
- 型式:ABA-KWK4M
- アイドリングストップ:なし
- 適合バッテリー:LN2
- 初年度登録:平成27年1月(2015年)
ジャッキの収納場所と取り出し方
以下の手順ですすめます。
- 収納場所の蓋を開ける
- ネジを緩めてジャッキと付属品一式を取り出す
ジャッキの収納場所
カングーの後方にある観音開きの扉を全開にします。
後ろから見たときに、車体右側に収納されています。
右側面をよく見るとジャッキの収納場所があります。
手を入れて引っ張るところがあるので、収納の蓋を手前に引っ張って取り外します。
蓋を取り外すと奥にジャッキと付属品一式が見えます。
車体に対してネジで固定されているので、そのまま引っ張っても取れません。
左回しでネジを緩めると簡単に外れます。
ネジを外して取り出したところです。
ジャッキ一式を取り出すとこんな感じです。
結構、しっかりしてますね。
ネジの反対側は突起があって、車体側には穴が開いてます。
黒い部分が突起部分が収まっていた穴です。
収納するときに、ここにはめ込んだ後にネジを回して車体に固定していきます。
ジャッキとその他の付属品が収納されています。
こちらの裏面を見ると、以前紹介した「ホイールキャップを外す工具」が見えます。
ホイールキャップを外す時はこちらの工具を使いましょう。
付属品の確認とジャッキの使い方
ジャッキは「ジャッキアップポイント」と言われる「荷重をかけても良い位置」が決まっています。
適当な場所で持ち上げると、車体に無理に力が加わってフレームやパーツがゆがむ原因になります。
また、ジャッキと車体が接触する部分(荷重がかかる部分)の形状が車によって違うので、形状が合っているか確認が必要です。
今回は車に付属しているジャッキなので問題なしです。
以下の点を確認していきましょう。
- 付属品はジャッキ、タイヤレンチ、牽引フックの3つ
- ジャッキの使い方
- ジャッキアップポイントの確認
付属品の確認
ジャッキと付属品を取り外していきます。
まずは、タイヤレンチです。
その名の通り、タイヤを外す時に使います。
タイヤレンチは六角レンチです。
続いては牽引フックです。
車が動かなくなった時に、他の車に牽引してもらうために使います。
車ごとに取り付け位置が決まっています。
最後にジャッキです。
手で引っ張ると簡単に外れます。
ジャッキの使い方
ジャッキは、右回しで高くなり、左回しで低くなります。
- 右回し→高くなる
- 左回し→低くなる
ジャッキアップポイントの確認
ジャッキは車体のどの場所でも良いわけではありません。
「ジャッキアップポイント」というのが決まっており、ジャッキにシールで貼られています。
シールに書かれている場所をよく見ると、小さな三角形の目印があります。
拡大すると、くぼんだ三角形がよくわかります。
「ジャッキアップポイント」部分を車体に潜り込んで見たところです(画像は上下逆)。
くぼみが見えますが、車体によって形状が違うのでジャッキが適合するか確認しておきましょう。
カングーの車載ジャッキは「突起」になっています。
「ジャッキアップポイントのくぼみ」に対する「突起」なので、形状的に問題ないですね。
ジャッキをいきなり使い始めるのではなく、あらかじめ適度な高さまで回しておくと作業が早いです。
車体の下にギリギリ入る高さまでジャッキアップしてから差し込みました。
かなり重い物体を持ち上げるので、ジャッキの場所は硬くて安定している場所で作業してください。
車体が浮いた状態でジャッキが外れると危険なので要注意です!
右回しでジャッキアップされると車体が浮いてきました。
タイヤ交換であれば、タイヤが数ミリ浮けばオッケーです。
あまり高く上げ過ぎると車体がバランスを崩しやすくなるので、ほどほどにしましょう。
ジャッキの収納
取り出す時の逆の順序です。
まず、突起部分を差し込んでからネジを締めて車体側に固定していきます。
収納場所の蓋を閉めたら終了です。
車載ジャッキの注意点
車載ジャッキは「不安定で倒れやすい」という前提を認識しておいてください。
整備工場では「車全体を持ち上げる装置」とか「車体の下に潜り込める特殊な状態」で作業しています。
つまり、かならず車体が倒れない状態で作業しているということです。
「外出先」で「車載ジャッキ」という条件だと要注意です。
「ジャッキは一時的に支えるもの」で「がっちり固定」しているわけではないのです。
車載ジャッキを使うときのチェックポイント
- 平坦な地面か(坂道、でこぼこ道はダメ)
- 地面が硬いか(砂利やぬかるみはダメ)
- ジャッキアップポイントを使う
- タイヤを3㎝以上浮かせない
- エンジンを切る
- P(パーキング)に入れる
- サイドブレーキを引く
まとめ
ジャッキは「自分で整備するよ」って人以外、まず使うことないと思います。
パンクなどの緊急事態が起こったとしても任意保険でロードサービスが付帯していれば、そちらを使うのが無難でしょうね。
ただ、携帯電話がつながらない場所でパンクする可能性もあるし、知っておいて損はありません。
緊急事態に備えて、ジャッキの場所と使い方は覚えておきましょう。
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