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カングー(KWK4M)白化した樹脂製ドアハンドルを取り外して黒く再塗装

黒い樹脂製パーツは時間経過とともに白化(白っぽく)してきます。

カングーが7年経過すると、あちこちの樹脂製パーツが白化してきました。

今回はドアハンドルを黒く塗装したので、手順を解説していきます。

右が塗装後、左が塗装前です。

注:著者は自動車整備に関して素人です。記事の内容を真似するときは自己責任で参考程度にしておいてください。カングーの維持費を抑えつつ日常の足として使える車であって欲しいと願っています。

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カングーのまとめ記事はこちら↓

車両情報

  • メーカー:ルノー
  • 本社:フランス
  • 車名:カングー
  • 型式:ABA-KWK4M
  • アイドリングストップ:なし
  • 適合バッテリー:LN2
  • 初年度登録:平成27年1月(2015年)

準備するもの

艶消し黒のスプレーは「ユニコン PPバンパースプレー 960E 艶消しブラック 420ml」を使いました。

このスプレーは色を密着させる工程が省けるので、汚れや脂分を落として塗装するだけで完成します。

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懐中電灯はドアハンドルの取り付けで使います。

トルクスネジはT30の大きさです。

ドアハンドルを外す時に使用します。

トルクスネジは星形です。

「内張りはがし」は車のパーツを外す際によく使うので揃えておくと便利です。

マイナスドライバーなど金属性の物を使うと車体やパーツが傷つくので、必ずプラスティック製の内張りはがしを使いましょう。

ドアハンドルの外し方

運転席のドアハンドルを外していきます。

後部座席のドアを開けて、運転席側のドア側面をみると黒いキャップがはまっているのが見えます。

黒いキャップを外します。

キャップを外す時は内張りはがしがあると便利です。

内張りはがしを差し込みながらぐるりと周囲を回しながら、キャップを徐々に外していきます。

キャップが取れました。

ネジ等で固定しているわけではないので、簡単に取り外せます。

黒いキャップを外すと奥のほうにトルクスネジのT30が見えます。

トルクスネジは普段見ることがありませんが、カングーでは色んな場所の固定で使われているので揃えておきたい工具です。

当ブログで登場したのはこちら。

この場所のトルクスネジはいくら左回しでゆるめても外れません。

ある程度ゆるんだところで、黒いパーツを引っ張ってみます。

十分ゆるんでいれば引っ張って取れるので、ネジを回して確認しながら外しましょう。

ドアハンドルは引っ張ってから、画面左方向(後部座席方向)へスライドさせるとリンケージがハンドルから外れます。

リンケージとはドアロックを解除する機能のことで、通常はリンケージの突起部分とドアハンドルの一部がかみ合っています。

引っ張りながらスライドさせるとドアハンドルからリンケージが外れました。

残った部分は、差し込まれているだけなのでゆっくり外していきます。

完全に外れました。

別角度から見たところです。

ハンドルの形状を確認しておくとドアの開閉の仕組みがわかるので、この後の取り付けが理解しやすいです。

さらに別角度の画像です。

車体とドアハンドルが直接接触しないように薄くて黒いパーツがついてますが、通常、外す必要はありません。

ただ、作業していると外れるかもしれませんが、スライドして取り付けているだけです。

塗装の手順

塗装は以下の手順で進めます。

  • 洗浄:汚れ、脂分を落とす
  • 塗装:2、3回
  • 乾燥:各5分くらい

塗装する前に汚れをおとす

塗装する時に汚れや脂分が残っていると、その部分に「色がつかない」または「色が落ちやすくなる」のでしっかり洗っておきます。

脱脂のためのスプレーもありますが、中性洗剤で洗っても十分キレイになります。

塗装の準備

塗装は初体験でスプレーの飛散具合がわからなかったので、万が一も考えて段ボールとブルーシートを敷いて準備しました。

結果的に段ボールは邪魔なだけで、塗装するときは地面に新聞紙を敷くだけで十分でした。

次回からは、地面に新聞紙を敷いてスプレー塗装してますが、思ったよりも飛散しませんね。

このあたりは、環境によって違うので「車」「窓ガラス」など色がついたら困る物のそばでスプレー塗装はやめたほうが良いです。

一度、色がつくとやり直しができませんので慎重に。

ドアハンドルを新聞紙の上に置いて固定しました。

別角度からの画像です。

塗装1回目

色ムラにならないためにも、スプレー缶を思い切り振ってから塗装しましょう。

コツは「素早く薄く」と「パーツの上で折り返さない」です。

ゆっくり動かすと液体が厚くなりすぎて垂れてきます。

パーツの上で折り返すと、折り返した部分の塗装が厚くなるので要注意です。

とにかく、目で確認しながら薄く塗ることを意識すれば、結構キレイに出来上がります。

段ボールが邪魔でうまく側面が塗れません。

塗った直後はテカテカしていますが、乾燥すると落ち着いた艶無し黒に変化します。

1回目の乾燥(5分)

乾燥5分後です。

思ったよりも乾燥が早く、色も落ち着いた艶消し黒になりました。

段ボールが邪魔で側面に色がついていません。

スプレーできた部分はだいぶ黒が復活しています。

この時点で、スプレーできた部分にほとんどムラはありません。

こちらも側面はうまく塗れていませんでした。

塗装2回目

塗装の2回目です。

さらに色を重ねていきます。

段ボールが邪魔で色んな方向からスプレーしてみました。

1回目よりも黒くなりました。

2回目の乾燥(5分)

2回目の乾燥後です。

1回目に比べて、だいぶ黒くなってきました。

側面に塗り残しも改善しました。

ほぼ新品の感じになりました。

側面の塗り残しが気になります。

塗装3回目

側面の塗り残しが気になったので、初めから横に倒してスプレーしました。

段ボールがないほうが側面が塗りやすくなるので、次回からは地面に新聞紙を敷いて塗装することとします。

感覚的には2回塗りで黒がしっかりでたので、2回以上の重ね塗りを推奨します。

「ムラがでにくい」「乾燥も早い」「下準備も洗浄だけ」なので樹脂製パーツを艶無し黒にするときはオススメなスプレーです。

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塗装前と塗装後の比較

上が塗装前、下が塗装後です。

ちょっと色が分かりにくいですが、塗装したものはほぼ新品のような仕上がりでした。

ドアハンドルの取り付け方

ドアハンドルの以下の手順で取り付けますが、ちょっとコツがいります。

私の場合、コツがつかめず運転席のドアハンドルが2日ほど取り付けられなかったので、時間に余裕をもって作業しましょう。

「観音開きのドア」か「後部座席のスライドドア」で試して、コツがつかめてから運転席にチャレンジするのがオススメです。

  • リンケージの場所
  • リンケージをヒモで引っ張る
  • ドアハンドルとかみ合わせる
  • ヒモを取り出す

リンケージの場所

懐中電灯の奥のほうに突起が見えます。

まずは、懐中電灯でリンケージの突起の位置を確認しましょう。

時々、突起部分が下方向に向いていることがありますが、その場合は手で持ち上げれば元の位置に戻ります。

ドアハンドルの先部分を差し込んで取り付けの準備をします。

リンケージをヒモで引っ張る

先ほど確認したリンケージの突起にヒモをひっかけます。

ヒモが引っかかるように輪っか状にして、奥のほうに押し込んでいきます。

タコ糸か釣り糸(テグス)を使う人が多いようですが、ある程度の硬さと柔軟性があれば何でも良いです。

ヒモが突起に引っかかりました。

ヒモを手前に引っ張ります。

最後までグッと引っ張るとドアロックが開錠されますが、その手前ぐらいで止めます。

リンケージを手前に引っ張り寄せたら、ドアハンドルを差し込んでいきます。

ドアハンドルを差し込んだら、引っ張ったヒモをゆっくりとゆるめていきます。

ある時点でドアハンドルとリンケージとかみ合うタイミングがあるので、ドアハンドルを少し動かしながら感触を確かめていきます。

ヒモを引っ張り出す

ドアハンドルとリンケージがかみあったら、ヒモを引っ張って取り出します。

パーツを取り付ける

最後に黒いパーツを取り付ければドアハンドルの固定が完成です。

外した時と同じようにトルクスネジを回します。

トルクスネジの固定は右回しで、黒いパーツを引っ張りながら固定具合を確認します。

固定できたら最後にドアの開閉ができるかどうか確認しておきましょう。

トルクスネジを塞ぐキャップの取り付けも忘れずに。

まとめ

黒い樹脂製パーツは経年劣化で白化します。

カングーの新しいパーツを購入すると、かなり高額になるので自分で塗装すれば安上りです。

カングーのパーツはメルカリなんかでも売ってますが、高額すぎてちょっと買う気がおきませんね。

初めてのスプレー塗装でしたが、「洗浄してスプレーするだけ」という手軽さにも関わらず「新品のような仕上がり」で大満足!

商品に助けられた感は否めませんが、自分でパーツを取り外しできるのであれば自家塗装も選択肢のひとつですね。

これを機にカングーの樹脂製パーツは全て黒く再塗装していこうと思います。

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  • この記事を書いた人

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