タイヤを洗うときに「洗剤」を使っていませんか?
タイヤ洗いの基本は「水」だけで十分です。
「間違った洗い方」や「間違った扱い方」によって、タイヤの劣化が早まるかもしれません。
色んなサイトを確認しながら、「タイヤの正しい洗い方」をまとめました。
正しい洗い方を踏まえて、自宅で行っている「時短かつ簡単なタイヤの洗い方」を紹介します。
タイヤはなぜ汚れるのか?
- 汚れの原因
- タイヤが茶色くなるのはなぜ?
汚れの原因
タイヤに付着する汚れは、「砂」や「泥」のほかに「ブレーキダスト」の場合もあります。
「ブレーキダスト」はブレーキパッドが摩耗した「カス」で、タイヤだけでなくホイールにもこびりつく鉄粉汚れです。
放っておくと「サビにつながる厄介なやつ」なので、きちんと洗い流す必要があります。
自宅のカングー(KWK4M)はフランス車で、ブレーキを踏むと「カックン」となるぐらい良く止まります。
ブレーキをよく効かせるのはヨーロッパ車の考え方らしく、「カックンブレーキ」と言われる反面、ブレーキパッドはそれなりに摩耗しています。
当然、摩耗した「カス」であるブレーキダストの量が多くなるので、ホイールが汚れやすいのです。
汚れが嫌なら「ブレーキパッドを摩耗しにくい製品に変える」という方法もあります↓
汚れの原因は、「砂」や「泥」「ブレーキダスト」。
サビの原因になるので、きちんと汚れを落としましょうね。
カングーのホイールキャップを外した時の汚れ具合はこちら↓
参考文献:Yellow Hat
タイヤが茶色くなるのはなぜ?
タイヤが茶色くなるのは、タイヤ表面に付着したブレーキダストや油膜などが原因です。
これらの物質が長期間タイヤ表面に付着し、太陽光や空気中の酸素などで酸化されることで茶色く変色します。
また、タイヤ表面のゴム自体も時間の経過と共に劣化し、変色して茶色くなることがあります。
こういった変色は、タイヤが十分に保管されていない場合や長期間使われていない場合に見られます。
茶色くなったタイヤは見た目が悪く、タイヤ表面の汚れが劣化につながりタイヤの寿命を短くする可能性があります。
タイヤを長持ちさせようと思えば、定期的に洗ったほうが良いです。
もし長期間使わない場合は、直射日光や高温多湿の場所を避けて保管することで、劣化を避けることができます。
参考文献:SOFT99
タイヤ洗いの注意点
- タイヤを洗う前の点検ポイント
- タイヤを洗う頻度
- タイヤ専用の道具をそろえる
- タイヤを洗うのに洗剤は必要か?
タイヤを洗う前の点検ポイント
タイヤの点検ポイント
- タイヤの溝に小石などがはさまっていないか?
- タイヤのスリップサインがでていないか?
- タイヤの表面に亀裂が入っていないか?
タイヤは走行中にアクシデントが起こると危険なので、洗う前にタイヤの状態を点検しておきましょう。
小石がはさまっていると、走行中に異音がでたり、飛んでしまった場合は後続車に当たるかもしれません。
溝の中にスリップサインと呼ばれる1段高くなっている部分があり、これが表面に出てくるとタイヤ交換の時期です。
亀裂やひび割れを見つけたら、タイヤ交換を検討しましょう。
小さなひび割れぐらいだと問題ないですが、もしも旅行先でパンクしたら確実にテンションが下がります。
高速道路で走行中にパンクしたら大事故の可能性もあるし、タイヤ点検を怠ると命に関わるのでケチらず早めに交換です。
タイヤ交換はネットで注文して、整備工場やガソリンスタンで取り付けすると安く済みます↓
「タイヤなんて洗わなくて良い」という人もいますが、自分で点検する良い機会になるので、定期的に洗うのがおすすめします。
タイヤを洗う頻度
タイヤは頻繁に洗う必要はありません。
元々、タイヤのゴムには劣化を防ぐ保護剤が塗布、または配合されているんです。
街中を普通に運転したぐらいでは、そこまで汚れることはないと思います。
ものすごい田舎で、舗装されていない道路を走れば別ですが…
タイヤをゴシゴシ過剰に、しかも頻回に洗ってしまうと、劣化を防ぐ保護剤が剥げ落ちて劣化スピードが速まります。
「汚れが目立ったり」「洗車するタイミング」でタイヤを洗うぐらいで十分です。
うちだと洗車は月に1回なので、そのタイミングでタイヤも洗っています。
参考文献:COSMO(コスモ石油)
タイヤ専用の道具をそろえる
タイヤを洗う時の道具は、必ずタイヤ専用でそろえましょう。
ボディを洗ったブラシやスポンジなどをボディと兼用すると、タイヤについていた砂などがボディを傷つける原因になるからです。
タイヤを洗うための道具として、タイヤのみを洗うのであれば「拭き取り用のタオル」だけ十分です。
ホイールも合わせて洗うときは、「スポンジ」や「ブラシ」があると便利ですね。
タイヤを洗うのに洗剤は必要か?
洗剤は必要なし、基本的に「水」だけで洗います。
ですが、ひどい汚れだと落ちない場合があるので、そんな時のみ「洗剤」を使います。
使わないほうが良い洗剤は、洗浄力の高い「アルカリ性の洗剤」です。
アルカリ性は油分を含む汚れを強力に落とす反面、タイヤの保護成分には悪い影響になります。
洗剤の表記をみながら「中性洗剤」を選びましょう。
タイヤを洗うためだけに洗剤を買わなくても、カーシャンプー(中性)を薄めて使うのもありです。
自宅では、ど定番のシュアラスターのカーシャンプー(モデル名:S-30) を愛用しています。
「みんカラパーツオブザイヤー2022年殿堂入り商品」なので、実績あるしノーコンパウンドなのでコーティング車もOKです。
もちろん、中性タイプなので「ボディ」「タイヤ」「ホイール」もこれ1本でいきます。
簡単なタイヤの洗い方
- タイヤを洗う手順
- ホイールも合わせて洗う
- タイヤワックスでコーティングする
タイヤを洗う手順
洗い方の手順
- タイヤにたっぷりと水をかけ表面の汚れを流す
- タオルでこすりながら表面の水を拭き取る
工程は2つだけで、洗剤は使いません。
理由として、タイヤのゴムに劣化を防ぐ保護剤が配合されているので、洗剤を使うと逆に劣化を早めます。
まずは、タイヤにたっぷりの水をかけて表面の汚れを流しますが、これだけでもかなり汚れが落ちます。
次に自宅で使い古したタオルを使って、ゴシゴシこすりながら水を拭き取っていきます。
タオルは常にストックしているのでタダですし、使い終わったらそのまま捨てます。
人間が使うタオルなので、いくらゴシゴシこすっても「ブラシ」や「タワシ」なんかより優しく洗えます。
タオルで表面の水を拭き取ったら終了です。
これだけなので、タイヤ4本があっという間に洗えます。
ホイールも合わせて洗う
タイヤを洗うタイミングでホイールも洗っていきます。
ホイールもタイヤと同じで、砂やブレーキダストが付着する部分です。
タイヤと違って洗剤を使用しても問題ない部分なので、きちんと洗っていきましょう。
使用する洗剤はタイヤに付着しても影響が少ない、中性洗剤を薄めたものがおすすめです。
ど定番のシュアラスターのカーシャンプー(モデル名:S-30)なら「ボディ」「タイヤ」「ホイール」 を洗えます。
※タイヤは汚れがひどい時だけ洗剤を使ってます。
ホイールについている鉄粉は、ブラシや洗剤だけではなかなか落ちないので中性洗剤で洗った後に、鉄粉除去剤を使用して取り除くのがおすすめです。
鉄粉除去剤も洗剤と同様に、タイヤに付着すると劣化を早める原因になるので注意してください。
タイヤワックスでコーティングする
簡単でもタイヤを拭き上げると表面の汚れが落ちて、ある程度の黒さが戻っているはずです。
ここで大事なのが最後にタイヤワックスを使うこと。
洗剤を使ってブラシやスポンジでこすれば、確かにキレイになりますが時間もかかる!
根がズボラなのでそんなに手間をかけたくない。
多少のくすみ汚れは目をつぶり、タイヤワックスを塗って仕上げます。
やっぱり、ここでも定番のシュアラスターが登場です。
シュアラスターのタイヤワックス(S-139)はタイヤに優しい水性タイプで、かつ自然な黒いツヤが出せるタイプです。
こちらに使用感をまとめています↓
自然な黒さが好きな人にはおすすめですね。
専用のスポンジがあるので塗るのが簡単で、見た目もナチュラルな光沢で良い感じに黒く輝いています。
さらにタイヤに害のないシリコンオイルを採用しているので、劣化や汚れをガードします。
「水洗い」+「タオルで拭き上げる」+「タイヤワックス」で、時短かつ簡単にキレイになります。
タイヤを保管するときの注意点
- タイヤを保管する前の洗浄は念入りに行う
- ホイールなしのタイヤを保管する場合
- ホイール付きのタイヤを保管する場合
- 最適な保管環境とは?
タイヤを保管する前の洗浄は念入りに行う
タイヤを保管する前に、きちんと洗うこともタイヤの寿命にかかわる重要な要素です。
タイヤに汚れが付着していると、劣化を早めてしまうことにつながります。
特に、ゴムと油分は相性が悪いため、油汚れやワックス成分を残して保管することは禁物です。
タイヤを傷めにくい中性洗剤を利用し、内側となっていた部分まで全体を洗うようにします。
また、洗浄後は十分に乾燥させましょう。
タイヤは多湿も嫌うため、乾いた状態で保管することも大切なポイントです。
ホイールなしのタイヤを保管する場合
ホイールなしでタイヤのみを保管する場合は、タイヤを積まずに立てておくことが大切です。
タイヤを重ねてしまうと、一番下のタイヤが変形する可能性があります。
4本を立てて置くとスペースを取りますが、決して積み上げないようにしましょう。
キレイにそろえておきたい場合は、タイヤラックを使用するのがおすすめです。
ホイール付きのタイヤを保管する場合
ホイール付きの場合は、ホイールなしの場合と反対で、タイヤを積み上げて保管するのが適切です。
タイヤ内の空気を半分程度抜いておくと、緊張状態をやわらげタイヤを休ませられます。
ただし、すべて抜いてしまうと変形しやすいため、完全に抜いてしまわないようにしましょう。
ホイール付きのタイヤを立てて保管したい場合は、定期的に接地位置を変えて接地面の変形を防ぐ必要があります。
最適な保管環境とは?
タイヤにとって過酷な保管環境とは、高温多湿の空間と直射日光が当たる場所です。
高温だとタイヤは劣化しやすく多湿も嫌うため、風通しの良い場所を選びましょう。
また、直射日光に当てると、紫外線でタイヤの劣化を助長します。
どうしても屋外に保管する場合は、屋根付きの場所を選ぶかタイヤカバーを利用しましょう。
エアコンの室外機の横もオゾンの影響によりタイヤが劣化するため、避けるべき場所です。
まとめ
タイヤの劣化を放っておくと、重大な事故につながる可能性があります。
旅行先で突然パンクなんかしたら絶対、テンションが下がるし、キャンプに行って山道でパンクしたら途方にくれます。
直接の走行に影響するので、タイヤを洗うついでに「点検」もしておくと安心ですね。
何か車のアクシデントが起こったときは、自動車保険(任意保険)が役立ちます。
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