インターネットを見るためのブラウザは何を使っていますか?と聞かれると、ほとんどがグーグルの「Crome」かアップルの「safari」を挙げると思います。
そこで、「Brave」って知ってますか?と聞かれて
あれね!とピンとくる人はいないでしょう。
↓これです。
ライオンのロゴマークなんですけど、「お馴染みではない」ですね。
このマイナーなブラウザの「Brave」ですが、「ブラウザなんてどれも一緒でしょ?」と思った方に伝えたい。
YouTubeが広告なしで見られて暗号資産がもらえるんです!
「どういうこと?」と思った方、次から具体的に説明しますね。
Braveブラウザとは
「Brave」ブラウザを知らなくて当然です。
世界のブラウザのシェアを見ると0.05%なので、かなりマニアックなブラウザと言えます。
7割以上がGoogle Crome、1割弱がSafariを使っているので、世の中の8割の人はどちらかを使っているはずです。
無料なの?
Braveは完全無料!
PC、Android、iOS用のBraveブラウザをダウンロードすれば使えます。
誰が作ってるの?
こんな人達です!
Brave Softwareの創設者&CEOのブレンダン・アイク氏は、「JavaScriptプログラミング言語の開発」と「Mozillaプロジェクトの共同創設者でMozillaのCTO」を務めていたんです。
ブレンダン・アイク(英: Brendan Eich、1961年 - )はアメリカ合衆国のプログラマであり、プログラミング言語 JavaScript の生みの親である。
出典:Wikipediaより
どこで作られてるの?
ホームページに書いてますが、オフィス名は「Braveサンフランシスコ」で住所が「580 Howard St. Unit 402,San Francisco, CA 94105」になってます。
サンフランシスコ近代美術館の近くですね。
少なくとも、「経歴がよくわからない怪しい人」が「独裁国家で作っている」わけではなさそうです。
Braveブラウザのメリット
3つあげるとこんな感じです。
- You Tubeが広告なしで見られる
- 表示速度が速い
- 暗号資産がもらえる
メリットすべては、Brave最大の特徴である「広告ブロック機能」からきています。
普段、ネット見ているとあちこちに広告が貼られていますよね?
「ネットってこんなもんだよね?」と慣れ過ぎて不自然に思わない人もいると思いますが、Braveはこの広告たちを標準機能でブロックしてくれるのです。
You Tubeが広告なしで見られる
ブラウザを「Google Crome」から「Brave」に変えようと思ったきっかけはコレです!
ブラウザをBraveに変更するだけで、YouTubeの広告がなくなるんです。
うちでは、大人から子供までYouTubeのヘビーユーザーなので、広告カットのためYouTubeプレミアム(通常プラン)1,180円/月に課金していました。
それが、ブラウザをBraveに変更しただけで月額課金分は無料になりました。
「Brave」はPC、Android、iOSに対応しているので、機種を問わずブラウザが使えればどんな端末でもインストールできるんです。
もちろん、違法ではないですよ。
「本当に広告なしで普通に見られるけど良いのかな?」と心配になりますが、Braveが広告をブロックしているだけですから。
ただし、Braveが広まりすぎるとYouTubeも黙ってないと思うので、今後どうなるかはわかりません。
BraveでYouTubeを見る時のちょっと不便な点があるので紹介しておきます。
BraveでYouTubeを見る時のデメリット
・動画ダウンロードができない(※注1:iOSのみ可能)
・「YouTube Originalsが見られない」
YouTubeプレミアムで利用できてBraveでは利用できない機能として「動画ダウンロード」「YouTube Originalsが見られない」が挙げられます。
動画ダウンロードはWindows、Androidではできないんですが、「iPhoneとiPadの、iOS13以上」では可能です。
動画ダウンロード機能は「Brave Playlist」と呼ばれています。
Playlistはどのデバイスで動作しますか?
Brave PlaylistはAppleのiPhoneとiPadの、iOS13以上で動作します。
出典:Braveより
「動画ダウンロード」ができない場合、外出先でYouTubeを見ようと思ったらモバイルデータを大量に消費してしまいます。
「YouTube Originals」はYouTubeプレミアム会員のみ視聴可能なので、当然見られません。
以下に「YouTubeプレミアム」と「Brave」の機能について比較してみました。
YouTubeプレミアム | Brave | |
---|---|---|
広告なし再生 | ○ | ○ |
バックグラウンド再生 | ○ | ○ |
動画のダウンロード | ○ | ×(※注1:iOSのみ可能) |
YouTube Originalsの視聴 | ○ | × |
Braveにしたほうが良い場合
- 外出先であまりYouTubeを見ない
- ギガをたくさん持っている
外出先でもYouTubeをバンバン見るようなヘビーユーザーであれば、YouTubeプレミアムがコスパが高いのでオススメです。
1GBあたりどのぐらいの動画が見られるかの目安があるので、参考にしてみてください。
画質 | 1GBの視聴可能時間 |
---|---|
144p | 約8時間 |
240p | 約5時間30分 |
360p | 約3時間 |
480p | 約1時間30分 |
720P | 約1時間 |
1080P | 約30分 |
通勤、通学でラジオのように音声だけで楽しみたい場合は、低画質にしておけばあまり問題なさそうですね。
(※注1)BraveはiPhoneとAndroidのどちらもインストールできますが、YouTubeの動画を保存する機能は現在iPhone版のみ可能です。
表示速度が速い
株式会社角川アスキー総合研究所で表示速度の調査結果がでています。
結果は以下の通りです。
- スマホでコンテンツを視聴する際の、データ転送量の約4割が広告
- ブラウザによって広告表示量およびWeb表示速度は異なる
- 主要コンテンツ サイトの表示速度では「Brave」が最速
広告ブロックによってデータ転送量を抑えた分、表示速度が上がるという仕組みです。
株式会社角川アスキー総合研究所(本社:東京都文京区 代表取締役社長:加瀬典子)は11月4日、「スマホで のコンテンツ視聴に占める広告の比率調査」および「ブラウザーアプリによるWeb表示速度の調査」を実施し、その結果を発表しました。
Braveが表示速度において最速のブラウザであること、そして主要サイトの閲覧において、約4割のデータ通信量の節約に繋がることが証明されました。
出典:PR timesより2020年11月5日
暗号資産が貯まる
Brave Rewardを設定すれば、暗号資産「BAT」(Basic Attention Token)ベーシックアテンショントークンがもらえます。
こちらも広告ブロック機能と関連があります。
通常の広告をブロックしたうえで、Braveが別の広告を見せて視聴の対価を暗号資産でユーザーに還元します。
しかも、bitflyer(ビットフライヤー)と連携できるので、報酬としてもらった「BAT」を簡単に自分のbitflyerアカウントに移動できます。
普通にブラウザを使っているだけで暗号資産がもらえるのであれば、ちょっとしたお小遣い稼ぎとして取り組めますね。
※現在、PC版のみ対象です。スマホでは「BAT」がもらえません。
Braveのデメリット
一部のサイトで「バナー表示がでない」「表示崩れがおこる」そうですが、今まで出会ったことがありません。
ただし、ごくまれにブラウザ上でのボタン操作がBraveで動作しなかった経験があります。
この時、Cromeで操作するとうまくいったので、ブラウザのメイン→「Brave」、サブ→「Crome」のイメージで使うようにしています。
1か月ほど使った結果として、「99%のサイトはBraveでうまくいく」感じですね。
Braveブラウザへの移行方法
ブラウザをCromeからBraveに移行するときは「ブックマークと設定のインポート」を押すと移行が始まります。
ブラウザの右上にある「横3本線」をクリックするとメニューが表示されます。
メニューの「ブックマーク」→「ブックマークと設定のインポート」を押します。
インポートしたいブラウザを選択するだけなので簡単ですよ。
まとめ
BraveはYouTubeを広告なしで見るために導入したんですが、サイトの表示が速くなり暗号資産をもらえるので、節約&お小遣い稼ぎにちょうど良いです。
YouTubeプレミアムは1,180円/月なので年間14,000円の節約。
さらに広告ブロック機能によってモバイルデータの消費量も節約できます。
無料なので、まずはYouTubeの広告ブロックの快適さを体験してみて下さい。
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