自動車保険(任意保険)に入ってますか?
車に乗る人のほとんどは加入していると思いますが、これ、義務ではありません。
自動車保険(任意保険)に加入していないと、もしも事故を起こしたとき、起こされたときに大変なことになります。
車に乗るにあたって「自賠責保険」と「自動車保険」について理解しておきましょう。
自動車保険の種類は2つ
「加入義務あり」と「任意で契約」
ポイント
・自賠責保険:加入義務あり
・自動車保険:任意で契約
自動車の保険には、契約が義務付けられている「自賠責保険」と、任意で契約する「自動車保険」があります。
義務付けられた「自賠責保険」だけだと補償が不十分で、もしもの時に困るかも…
自賠責保険を補う形で自動車保険が存在していますが、約83.3%(自家用普通自動車)が加入しています。
まあ、ほとんどの人は加入しますよね。
※損害保険料率算出機構「自動車保険の概況,2022年度版」より
自賠責保険とは?
自賠責保険(共済)は、交通事故による被害者を救済するため、基本的な対人賠償を確保することが目的です。
もらい事故して相手がまったく無一文だったら、すべて自腹ですよね?
それを避けるために原付を含む、すべての自動車に加入が義務付けされています。
なんと、電動キックボードも自賠責保険(共済)への加入が必要。
自賠責保険すら入ってない車による事故や、ひき逃げ事故の被害者に対しては政府保障事業によって救済が図られています。
大丈夫だと思いますが、自賠責保険に入っていない車の運転は「違法」です。
自動車保険とは?
自分が事故を起こして、相手が亡くなったり車を破損させたらどうなりますか?
事故の内容によりますが、思いもよらない金額の賠償を求められる可能性があります。
もしもの時に備えて、必要なのが「自動車保険」です。
でも、先ほどでてきた自賠責保険と違って「義務」じゃなく「任意」となってます。
自動車保険は「任意保険」ですが、自賠責保険で補償されていない部分を補うように、広くカバーしてくれています。
「安全運転だから自動車保険に入らなくても大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、それは間違いです。
たとえば、歩行者がとび出してきて自分の運転する車にぶつかってきたら、どちらの責任ですか?
この場合でも、自分が運転する車が動いていれば「100%歩行者が悪い」とはなりません。
やっぱり、運転する人の責任も問われるので、自動車保険が必要になってきますね。
自動車保険(任意保険)に加入しよう!
自賠責保険と自動車保険の補償範囲は違う
相手への補償 | 自分への補償 | |
---|---|---|
自賠責保険 | 死傷:△ 車、モノ:✖ | 死傷:✖ 車、モノ:✖ |
自動車保険 | 死傷:〇 車、モノ:〇 | 死傷:〇 車、モノ:〇 |
自賠責保険だと、最小限の相手方への補償のみになりますが、自動車保険はすべてをカバーしています。
自賠責保険の相手方への補償です↓
ポイント
傷害:120万円まで
死亡:3,000万円まで
後遺障害:4,000万円まで
数千万円の支払いになる可能性があるので、自賠責保険を上回る金額が請求されたらどうしますか?
お金持ちなら現金で支払えるかもしれませんが、普通のサラリーマンが何千万も持っているわけがありません。
年間数万円の出費で、無制限の対人、対物補償がつけられる自動車保険はありがたいですね。
ここで数万円をケチったら、一生を棒に振ってしまいます。
自動車保険は任意保険ですが、必ず入っておきましょう。
便利な付帯サービスがついている
保険と直接関係ないけど「おまけでついているサービス」→「付帯サービス」が便利なんです。
おもな付帯サービス
・ロードサービス
・事故現場かけつけサービス(セコムやALSOKなど)
ロードサービスとは、自動車事故や故障などのトラブルがあったときにサポートしてくれるサービスで、ほとんどの保険会社が取り入れています。
細かな点は保険会社ごとに違いますが、だいたいこんな内容です↓
ロードサービスの利用例
・バッテリーが上がった
・キーを車の中に閉じ込めた
・タイヤがパンクした
・ガス欠した
・車が自力で走れなくなった
・旅行中に車が故障した
実際、自宅でエンジンがかからなくなって、助けてもらいました↓
この時、はじめてロードサービスのありがたみを知りました(しかも無料)。
もうひとつ、事故現場に大手警備会社の警備員がかけつけてくれるサービスもあります。
事故にあった時は、気が動転しているので誰か来てくれると心強いですね。
まとめ
自賠責保険は「加入義務あり」、自動車保険は「任意で契約」する保険(義務じゃない)。
ですが、もしも事故をおこしたら自賠責保険だと最低限の補償しかしてくれません。
多額の賠償を求められたら?お金持ってますか?
普通は何千万、億、ってお金もってないです。
そんな時の強い味方が、任意で加入できる「自動車保険」。
年間数万円の負担で、対人・対物補償を無制限でやってくれます。
数万円の負担をケチったら、人生を棒に振ることに…
自動車保険はいろんな保険会社が扱っているので、自分の条件にあうところを選びましょう。
「会社が多すぎて選べない」「この補償いるの?」「金額はどの程度にしたらいいの?」など、よくわからない場合は「自動車保険一括見積もりサイト」がおすすめです。
「○○一括見積もりサイト」は、個人的によく使うサービスです。
一度の入力すれば、各社が無料で見積もりをだしてくれるので、だいたいの相場がつかめます。
「車検の一括見積もりサイト」↓
「車買取一括見積もりサイト」↓
などですね。
自動車保険の場合も「補償内容」や「金額」を同じ条件にして、各社の見積もりをとれば比較できるので、まずやってみましょう!