最近のカーオーディオは、ほぼBluetooth内蔵。
Bluetoothでスマホとペアリングしておけば、YouTubeで音楽を聴いたり、タブレットでダウンロードした映画の音声を車のスピーカーから聴くことができます。
タント(DBA-L375S)のカーオーディオがカロッツェリアの古いやつで、CD再生と外部入力のAUX搭載というモデルでした。
スマホのイヤホンジャックをAUXに接続すれば音楽を聴けますが、ワイヤレスの便利さにはかないません。
Bluetooth対応のカーオーディオがAmazonで安く売られていたので、つい買ってしまいました。
届いて気づいたのが、配線の接続部分が加工(ギボシ加工)されていない…。
急遽、電工ペンチを購入してギボシ加工に挑戦するすることに。
電工ペンチの扱いもそんなに難しくないので、電装系のDIYやってみようという方は覚えておくと役立ちますよ。
オーディオ交換のためには、オーディオパネルの取り外しが必要です↓
オーディオを取り外す
本体の取り外し
オーディオパネルを外したところです。
オーディオパネルを外すと、ネジが見えるので外していきます。
こんなネジです。
ネジが外れれば、オーディオ本体とボックスが引っ張り出せます。
側面のステーでガッチリ固定されているので、見えているネジを外していきます。
こんなネジです。
オーディオ本体を固定するネジは短いです。
1本だけ長めのネジが混ざってますが、おそらく、紛失したので代用していたものだと思います。
10年以上前に取り付けたので記憶に残っていません。
ネジが長いと締めこんだときに本体内部を壊す可能性もあるので、メーカー指定の物を使ってください。
ステーから外しました。
あと、配線がつながっています。
配線の取り外し
本体背面をみるとこんな感じで、ごちゃごちゃしています。
とりあえず、カプラーを外していきます。
これで本体は自由になりました。
今まで使っていたカプラーは使えないので、ギボシ部分から外しておきます。
新しいオーディオ取り付け
Amazonで「カーオーディオ」「Bluetooth」で検索するとこちらがヒット。
失敗することも考えて、Bluetooth対応のオーディオで最安のものを選びました。
「音質は気にしない」「とりあえずBluetooth対応でラジオが聴ければ良い」という方向けでしょうか。
細かな音質の調整なんかはできないので、購入の場合は注意してください。
本体の外観
本体とリモコン、オーディオハーネスが2種類(電源関係、スピーカー関係)が入っています。
再生方法は、「Bluetooth」「AUX」「USB」「microSD」の4種類です。
背面を見ると、「アンテナ」「RCA赤、白」「オーディオハーネス2種類」が確認できます。
今回、RCA端子は使用しません。
側面からみると、かなりコンパクトなのがわかります。
サイズ:幅19㎝×奥行8㎝×高さ6㎝
CDで聞いてたころは、この倍の奥行ありましたね。
問題のカプラーです。
配線の先端部分にギボシ加工が見当たりません。
このままでは、車両側と接続できないので電工ペンチを購入してギボシ加工していきます。
電工ペンチ
エーモンの電工ペンチとギボシ端子がセットになった商品を購入しました。
初めからセットになっているので、便利です。
ギボシの自作
カプラーと配線(先端は無加工)です。
配線の芯をむき出しにしてギボシ加工していきます。
出来上がりはこんな感じで、手順通りにやればキレイに出来上がります。
注意点として、あらかじめ車両側のギボシの「オス」「メス」を確認しておくこと。
車両側が「オス」であれば、オーディオ本体からでる配線は「メス」を作ります。
せっかく、キレイに作っても間違ってたらやり直し。
配線が長いうちは良いですが、作り直すたびに短くなるので、本体を取り付けるときに配線の余裕がなくて困ることもあります。
配線の接続方法
説明書の中に「接続」に関するものがありました。
電源カプラーの配線
配線の色 | 内容 |
---|---|
黄色 | 電源 |
青 | アンテナ制御 |
赤 | ACC接続 |
黒 | アース |
スピーカーの配線
配線の色 | 内容 |
---|---|
グリーン/ブラック | 左後ろ |
グリーン | 左後ろ |
ホワイト/ブラック | 左前 |
ホワイト | 左前 |
グレー/ブラック | 右前 |
グレー | 右前 |
パープル/ブラック | 右後ろ |
パープル | 右後ろ |
まとめ
カーオーディオは、内張りはがしとプラスドライバーがあれば交換可能です。
それよりも配線の数が多すぎて、一瞬「できるかな?」と不安になります。
本体の裏側を見るとわかりますが、配線のゴチャゴチャがすごいですよね。
ですが、配線が色わけされて見やすいし、説明書を見ながら1つ1つ接続すればなんとかなります。
今回購入した「格安のBluetooth対応オーディオ」ですが、音質へのこだわりがなければ十分使えるものでした。
「スマホで音楽」「FMラジオ」ぐらいの用途で、ギボシ加工ができる方ならこれもありでしょう。
良ければ参考にしてみて下さい。