車の維持費って高いですよね。
最近では、「車はコスパが悪いから買うな」という意見も聞かれますが、確かにその通りだと思います。
出来れば乗りたくないんですが、「電車が1時間に1本とかバスが2時間に1台」とか、「それでも駅やバス停が近くにあるところはまだマシなほうだね」っていう田舎に住んでいると車は生活必需品です。
そんな状況だと車がないと買い物にも困るんです。
今回は、車は生活必需品という前提で維持費を節約するために、大きく3つのカテゴリー「①初期費用(導入費用)を抑える」「②消耗品やメンテナンス費用を抑える」「③任意保険や車検の場所を見直す」に分け、その下に11の方法としてまとめました。
初期費用(導入費用)を抑える
購入するときには出来るだけ初期費用を抑えることが大事です。
中古車を購入する
買値が安い
中古車はほとんどの場合、新車よりも安く購入できます。
新車だと、購入した時点の価値が最も高く「税金」「登録費用」も重なってきます。
中古車は、所有者がいたことで価値が下がるので、より低価格で入手できます。
支払方法が選びやすい
新車は、車両価格が高いのでほとんどの人がローンを組むと思います。
その点、中古車だと価格によっては現金で支払ったり、中古車販売業者が提供する融資オプションなども選べるので選択肢が増えます。
選択肢が多い
中古車市場には、多くの車種や年式、走行距離の車があります。
新車にない魅力をもった車もあるので、豊富な選択肢の中から自分の希望に合った車を見つけやすくなります。
中古車のメリット
・買値が安い
・選択肢が多い
・支払方法が選びやすい
維持費の安い車に乗る
「車両のメンテナンス費用」「税金」が安い車を選ぶので、基本的には軽自動車で人気車種(売れている車)が選択肢に入ります。
販売台数が多い車種だと、部品の供給が多いことで値段が下がるので、結果的にメンテナンス費用を安くすることができます。
また、何らか不具合が起こった時、たいていの整備工場であれば修理を受け付けてくれますが、輸入車や国産車での希少な車だと修理やメンテナンス自体を断られる場合があります。
その場合は、ディーラーに持っていくわけですが、かなり高額になると覚悟しておいたほうが良いでしょう。
自宅で乗っているカングーはフランス車なので、実際に車検を断られたことがあります。
代表的な軽自動車として、売れている順に「ホンダ:N-BOX」「ダイハツ:タント」「スズキ:スペーシア」が挙げられます。
最もコスパが良いと思われるのは「スズキ:アルト」で、新車で100万円を切るし中古で探すとさらに安くなりますよ。
ただし、維持費が安い車であっても、適切なメンテナンスを行わないと、故障やトラブルが発生しやすくなるため、定期的なメンテナンスや点検は欠かさず行うことが重要です。
車のサブスク(定額制)を利用する
低コストで車を所有できる
サブスクリプション(定額制)に加入することで、所有する場合に比べて月額費用が低く抑えられます。
また、維持費や保険料、税金などの費用もサブスクの運営会社が負担するので使用者はその費用を抑えることができます。
車の乗り換えが簡単
サブスクだと、自分のライフスタイルや必要に応じて車種やタイプを選ぶことができます。
「家族が増えた」「新しい趣味でキャンプを始めた」など、ライフスタイルが変わった時に、新しい車に乗り換えることが簡単です。
メンテナンスが簡単
サブスクの運営会社は、車両のメンテナンスや修理を行うための専門チームを持っています。
使用者は、自分でメンテナンスする必要がなく、サブスク料金に含まれるメンテナンスサービスを利用することができます。
車にこだわりがなく「生活の足」として使うのであれば、お任せできたほうが楽ですね。
新しいライフスタイルにフィット
若年層を中心に、車を所有することよりも、必要な時だけ利用することを選ぶ傾向があるため、新しいライフスタイルにフィットしています。
今後は、車のサブスクもどんどん増えてきそうですね。
消耗品やメンテナンス費用を抑える
毎回、同じガソリンスタンドで給油する
ガソリンスタンドは店舗によって値段が異なります。
安いガソリンスタンドを選ぶことで燃料費を節約できますが、毎回、安いところを探すとそれだけで無駄な手間がかかります。
出来るだけ近所で安いガソリンスタンドを見つけたら、毎回同じ場所で給油しましょう。
どこの店舗でも独自の割引制度や会員制度があるので、うまく活用するとガソリン価格が安くなります。
その時々の最安値を探すのではなく、「探す時間」と「移動する手間」を考えて最適な金額を目指しましょう。
燃費を向上させる
エコドライブを心がける
急発進や急ブレーキを避け、スムーズにアクセルやブレーキを操作することがポイントです。
エコドライブを心がけることで、燃費が向上するし事故にあう可能性も下がります。
不必要な荷物を減らす
車内に不必要な荷物を積まないようにしましょう。
重い荷物を積むと車のパフォーマンス(加速、曲がる、止まる)が低下しますし、燃費も悪くなります。
タイヤの空気圧を正しく保つ
タイヤの空気圧が低いと、燃費が悪くなるだけでなく、タイヤの摩耗が激しくなります。
適切な空気圧を保つことで、燃費の向上とタイヤの寿命を延ばすことができます。
長距離移動は高速道路を選ぶ
高速道路は有料ですが、一定速度で走行することで燃費が向上するため、長距離移動には高速道路の利用も検討しましょう。
また、渋滞や信号待ちがないのでストレスを軽減してくれます。
旅行や遠出は公共交通機関を使う
車で遠出する時に高速道路やガソリンを使う場合は、人数が多くなるほど1人当たりの費用が安くなります。
4~5人以上の大人数であれば車のほうがお得かもしれませんが、1~2人で行く場合は公共交通機関を使ったほうが安くなるかもしれません。
さらに、長距離運転による疲労もあるので「費用」と「体調」のバランスをとりましょう。
燃費を向上させる方法
・エコドライブを心がける
・不必要な荷物を減らす
・タイヤの空気圧を正しく保つ
・長距離移動は高速道路を選ぶ
・旅行や遠出は公共交通機関を使う
メンテナンスを定期的に行う
車のメンテナンスを定期的に行い、オイル交換やエアフィルター交換、タイヤの回転やバランス調整など、必要な点検を行うことが重要です。
これにより、車のパフォーマンスが最適化され、将来的に修理費用を節約することができます。
自分でメンテナンスする
自分で修理を行うことにより、修理費用を節約することができます。ただし、自己修理には専門的な知識や技術が必要であり、安全面にも注意が必要です。
オンラインで部品を購入する
オンラインで部品を購入することにより、実店舗よりも安く買える場合があります。ただし、信頼性の高いサイトから購入するようにしましょう。
駐車場の場所を変える
駐車場の月極料金は固定費となるので、近隣で安いところがないか探してみましょう。
任意保険や車検の場所を見直す
任意保険を見直す
車の任意保険の保険料は、保険会社によって保証範囲や金額が異なるので比較することで保険料を節約することができます。
各保険会社のサイトをみて調べると、ものすごい労力がかかるので一括で調べられると助かりますね。
車検の場所を見直す
一般的に車検は高額な順に「ディーラー」→「整備工場」→「車検専門店」→「ガソリンスタンド」になることが多いです。
ディーラーだと次の車検まで不具合のないように予防整備を行うので消耗品の交換が多くなります。
その分、金額が高くなりますが基本的な車検の検査項目はどこも同じです。
安い車検を探すなら車検比較サイトの「楽天Car車検」がおすすめです。
近所の車検ができる店舗と金額が一括表示され、店舗の口コミまで載ってるので比較に便利です。
電話番号の入力も必要ないので、電話がかかってくる心配もないですよ。
無料で気軽に検索できるので、相場を調べておけば安いところがわかります。
番外編:車を買わない選択肢もある
- レンタカーを利用する
レンタカーを利用する
自家用車を持たず、必要なときだけレンタカーを利用することで車の維持費を大幅に削減することができます。
ただし、頻繁に利用する場合は、逆にコストが高くなるので要注意。
出張や転勤などで短期間滞在の場合は、レンタカーのほうが良いかもしれません。
まとめ
車の維持費を安くするポイントについてまとめてみました。
地方に住んでいる身として車は生活必需品なわけで、車がないとその日の買い物にも困ります。
車の維持費のなかでも税金は安くできませんが、それ以外のメンテナンス費用なんかは割と工夫の余地がありますね。
できるだけ維持費を安く抑えつつ、大切に乗ってあげましょう。