車のタイヤは自然に空気が抜けるんです。
なんと1か月に5%ほど。
空気圧が不足しているとタイヤと道路の接触面が大きくなるので、摩耗しやすく燃費も悪くなります。
ガソリンスタンドで「1か月に1度はタイヤの空気圧をチェックしましょう」ってよく見るのは、このためなんですね。
でも、いつも利用しているセルフのガソリンスタンドは、店員さんが空気圧チェックをするので不在だと利用できません。
そこで、「自宅でタイヤの空気入れをしたいな」とネットで探していたら、スタイリッシュな電動空気入れを発見!
それがこちらの「Xiaomi(シャオミ)の電動空気入れ」↓
※「1S ELECTRRICPUMP AIR COMPRESSOR」という商品名ですが、「Xiaomi 電動空気入れ」で検索したほうがヒットします。
実際の使い勝手をレビューしていきます。
Xiaomi(シャオミ)とは?
Xiaomi Corporation(シャオミ、小米集团)は、中国北京市に本社を置く総合家電メーカーで2010年に設立。
元キングソフト(金山軟件)会長兼CEOであった雷軍(Lei Jun)と8人の共同創業者でスタートしました。
キングソフトと言えば、マイクロソフトオフィスの互換品で「WPS Officeシリーズ」とか「セキュリティPro」なんか有名ですね。
創業当初はAndroidベースのスマートフォンMI-One(小米手機)を発売し、創業4年の2014年には中国スマホシェア1位、世界シェア3位を獲得!
現在、スマホのシェアは下がってきていますが、2014年ごろから白物家電に進出し総合家電メーカーになりつつあります。
日本では未発売ですが、洗濯機、冷蔵庫なんか価格破壊がすさまじい。
以下はBuzzap!の記事になります。
洗濯機↓
「Xiaomiの超格安ドラム式洗濯機、乾燥機付きでも5万円で温水洗濯やスチーム除菌など多機能すぎる1台に」
冷蔵庫↓
「Xiaomiが6万円の格安大型冷蔵庫を発売、606Lの超大容量かつ多機能で電力消費も抑えられた1台に」
日本で発売されれば、ブランドを気にしない人には間違いなく売れるはず。
キャッチコピーは「Just For Fans」。
Xiaomi 電動空気入れのセット内容
商品内容
・電動空気入れ本体
・バルブ変換アダプター(米→英仏)
・バルブ変換アダプター(米→ボール用)
・専用の収納袋
使い道と製品スペック
使い道(空気を入れるものなら何でもOK)
Xiaomiの電動空気入れは、車、自転車、バイク、ボールまで空気を入れるものなら、何でも使える優れもの。
しかも、コンパクトで置き場所も選ばず、充電式なのでどこでも空気を入れられます。
変換アダプターを付けない状態だと、米式に対応しています。
黒い変換アダプターを付けると英仏対応。
ボール用の空気針を使うと、サッカーボールなどのボール用空気入れになります。
子供の誕生日のたびに風船を使うんですが、風船の空気入れって結構体力使うので電動だとありがたいです。
バルブの種類 | おもな用途 |
---|---|
米式 | 車・バイク |
英式 | 自転車(一般的な) |
仏式 | 自転車(ロードバイクなど) |
製品スペック
最高圧力が10.3barになっているので、大型(10t)トラックのタイヤにも空気が入れられるはずです(さすがに厳しいと思いますが)。
項目 | スペック |
---|---|
商品サイズ | 142 × 71 × 45.3 (mm) |
重量 | 約499g |
最低〜最高圧力 | 0.2~10.3bar / 3~150psi |
電池容量 | 2000mAh |
充電ポート | USB type C |
音量 | 80dB |
付属品 | 専用収納・英仏用変換アダプター・空気針・取扱説明書 |
※大型(10t)トラックのタイヤ空気圧(8.5~10.0kgf/㎠、850kPa〜1000kPa、8.5bar~10bar)
充電ポートは「USB type C」、約3時間でフル充電できます。
実際の使い方と注意点
使い方はとっても簡単。
実際の使い方
- チューブを抜くと電源ON
- バルブに取り付け
- 空気圧の設定
- 空気入れスタート
- 設定空気圧になれば自動OFF
こんな感じで使いますが、注意点は空気圧の設定ぐらいです。
空気圧は「BAR」と「PSI」の2種類があって、車だと車種ごとに空気圧の規定量が書かれているのでチェックしましょう。
カングーだと運転席のドアにシールが貼ってあります↓
※タイヤサイズによっては「前輪側を若干高めの空気圧に設定」
だいたい、どの車でも運転席のドア付近に空気圧の規定量シールが張ってます。
車のタイヤバルブはこんな形で、自転車(ママチャリ)のバルブと少し形が違いますが同じようなものです。
ゴムキャップを外すとネジ山のある金色の金属部分が見えてきました。
空気入れのチューブを外すと、ちょうど車のバルブに対応する形状になっています。
そのまま、バルブにねじ込めばセット完了。
空気圧の設定後にスイッチオンしたら、規定量になるまでジッと待ちます。
空気入れも簡単にやってくれます。
コンパクトで見た目もオシャレ
サイズは「142 × 71 × 45.3 (mm)」で、本体は手のひらにおさまります。
表面はプラスティックですが、見た目の質感も安っぽく無くて好きなデザインです。
手動の空気入れだと、どこに置こうか迷うぐらい邪魔なんですけど、これなら下駄箱、工具箱、車の中にも置けます。
むしろ、見える所に置くのもあり。
ライト付きで手元が見える
本体にはLEDライトが付いているので、暗い場所で威力を発揮します。
夜間や早朝、ガレージなど暗い場所で作業する時、ライトを別に持っていかなくても作業ができます。
自転車のバルブの蓋(ゴムキャップ)なんかは、小さいので薄暗いと見失いますがライト付きだと安心ですね。
ただ、動作音が大きいので「使う時間帯や場所には注意」してください。
空気の「ちょい足し」が便利
車のタイヤはガソリンスタンドで補充してましたが、業務用と比べると空気が入るスピードは遅いです。
まあ、業務用と比べちゃいけませんが当然ですね…
「車」に限って言えば「空気の補充」→「ちょい足し」が便利です。
自転車やボールなんかは、0→満タン、まで約3分なので十分実用向けです。
タイヤ種類 | 0から満タンまで | 使える本数 |
---|---|---|
ロードバイク | 約3分 | 10本 |
車 | 約5分 | 8本 |
風船に使うと空気が入るのが早すぎて、かえって焦ります。
動作音は大きいので注意
他の電動空気入れを使ったことがないので、単純な比較はできませんが「動作音は大きめ」です。
80dbだと「地下鉄の車内」のレベルだそうです。
音のレベル | 具体例 |
---|---|
80dB | 地下鉄の車内 ピアノの音 パチンコ屋の店内 救急車のサイレン |
深夜や早朝、「住宅街の駐車場」や「マンションの部屋」なんかで使うと、ご近所迷惑になるレベルですね。
電源オンすると「ババババ」という音が鳴り響きますが、近くにいた子供(小1)が耳を塞いでました。
アイリスオーヤマのリンサークリーナーと良い勝負かな?
深夜や早朝の使用は避けたほうが良いと思います。
まとめ
手動に比べ動作音が大きくなりますが、空気入れが圧倒的に楽になります。
コンパクトなので置き場所も選ばず。
玄関や工具箱、非常用として車の中でも良し、むしろ玄関の見える所に置くのもあり。
車、自転車、バイク、ボールなど、空気を入れるものなら何でも使えます。
「空気入れはたまにしか使わない」という人にとっては「場所をとらずにコンパクト」「空気入れが電動で楽」というメリットが感じられると思います。