今年も確定申告の時期がやってきました(2023年は2月16日~3月15日まで)
米国株投資をやっているので確定申告で外国税額控除をしますが、毎年「これなんだっけなー」と思い出しながら入力してます。
2022年はこちら
米国株で配当金をもらっている人は「配当金の課税が米国と日本の2重で課税されている」ため、確定申告することで米国での課税分がおおよそ戻ってきますよ。
2023年も去年書いた自分のブログをみながら「外国税額控除」を行いましたが、今回も「国税庁 確定申告書等作成コーナー」を使って説明していきます。
※本記事は個人の見解です。記事内容に従って行動した結果不利益を被った場合でも、筆者は一切責任を負いませんので何卒ご了承ください。
※税金の取り扱いについては税務署・税理士に相談の上対応されることをお勧めします。
外国税額控除の入力方法
- 税額控除・その他の項目の入力
- 外国税額控除の入力
- 本年中に納付する外国所得税額
- 調整国外国所得の計算
- 外国所得税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度額の計算
- 前3年以内の所得税の控除限度額等
税額控除・その他の項目の入力
申告書作成を始めると「収入金額・所得金額入力」→「所得控除入力」→「税額控除・その他の項目の入力」の順にすすんでいきます。
「税額控除・その他の項目の入力」ページの下のほうにある「外国税額控除等」の項目を入力します。
外国税額控除の入力
「外国税額控除の入力」のすぐ下にある「外国税額控除の計算がお済でない方」を選択します。
さらに下の「1.本年中に納付する外国所得税額」のシートに必要事項を記入していきます。
本年中に納付する外国所得税額
項目 | 入力内容 |
---|---|
①国名 | 米国 |
②所得の種類 | 配当 |
③税種目 | 源泉徴収税 |
④納付確定日 | 配当を受け取った年の12月31日(例:令和4年12月31日) |
④納付日 | 納付確定日と同じ |
⑤源泉・申告(賦課)の区分 | 源泉 |
⑥所得の計算期間: | 令和4年1月1日ー令和4年12月31日 |
⑦相手国での課税標準 | 配当金の総額 |
⑧左にかかる外国所得税額 | 外国所得税の総額 |
私の場合、米国だけなので1列に収まりましたが、他の国の株式を取引していれば2列目以降に記入する必要があります。
調整国外国所得の計算
さらに下にある「2.調整国外国所得の計算」には米国株の配当金総額を入力していきます。
外国所得税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度額の計算
さらに下にある「3.外国所得税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度額の計算」を入力していきます。
政令指定都市の方は、「はい」にチェックしてください。
私の場合は、「前3年以内の控除余裕額の計算」はすべて空白にしました。
前3年以内の所得税の控除限度額等
さらに下にある「4.前3年以内の所得税の控除限度額等」についても空白にしました。
「入力終了」をクリックすると自動計算してくれる
自動計算で以下の結果になりました。
2022年の米国株の年間配当金54,176円(税引き後)に対して、外国税額控除等は957円。
確定申告の仕組みを深く理解できなくても、ネットで調べながら「確定申告書作成コーナー」でポチポチ入力してみれば何とかなりますよ。
まとめ
「米国株の配当金は米国と日本の2重課税」なので、米国の課税分は還付してもらいましょう。
私の場合、米国の個別株は数か月から1年程度で売買するので2022年の配当金は少なめでした。
2023年の確定申告は保有していたAT&Tのスピンオフ(2022年)があり、特定口座から一般口座への払い出しを始めて経験しました。
このあたりは、また別記事で紹介したいと思います。