40代に入るころ「年金が危ない」「老後2,000万円問題」という話題が気になりだし、今さらながら老後生活が心配になってお金を増やすことに興味を持ちました。
2018年から2022年にかけて「4年で資産200万から2,000万に増やせた」ので、お金が増える「家計の考え方」として①「稼ぐ」②「節約」③「資産運用」の3つについて説明していきます。
家族構成や世帯収入などの条件(2018年から2022年)
- 夫婦と子供3人(計5人家族)
- 夫婦共働きで年収800万程度
- 持ち家あり(戸建て)
- 車2台(乗用車と軽自動車)
家計の収入と支出の内訳
- 家計の収入内訳
- 家計の支出内訳
- 月間と年間の収支
家計の収入内訳
給与:45万/月(2人分)
子供手当:3万5000円/月(3人分)
太陽光発電(売電):1万/月
合計:49万ぐらい/月
家計の支出内訳
住宅(ローン):8万(10年固定1.1%、ボーナス払いなし)
太陽光発電(ローン):2万/月
固定資産税:8,000円/月(年額10万)
電気:1万/月
上下水道:8,000円/月
通信費(光回線):5,000円/月
通信費(スマホ2台):3,000円/月(大人2人分)
生命保険:3,000円/月(大人2人分)
医療保険:7,000円/月(家族5人分)
損害保険:自動車保険3,300円/月(2台で年額4万)
車検代その他5000円/月(2台で年額6万)
ガソリン代:1万/月
食費:5万/月
NHK受信料:2280円/月
Amazonプライム会員:500円/月
子供の給食費:15,000円/月(3人分)
医療費:5,000円/月(子供1人)
合計:241,580円/月
月間と年間の収支
収入43万-支出24万=19万
毎月の収支として19万の黒字になります。
支出は毎月かかる最低限の固定費なので、日用品や家具・家電など特別な支出は除いています。
実際のところ日用品は月2万程度はかかるので、ざっくり月17万の黒字ですね。
毎月17万円と別に、年2回のボーナス月は+60万を貯蓄や投資にまわしていました。
204万(月の黒字×12か月)+120万(ボーナス×2回)=324万
324万×4年=1296万になります。
貯蓄だとほぼ増えないので、余剰資金を「インデックス投資」+「個別株」で資産運用の資金にまわして4年で2000万円を超えました。
投資の内訳は、インデックス投資で200万(含み益のまま現在も積立て中)、個別株(利益確定済)と配当金と暗号資産で200万ぐらい増えました。
やっぱり「節約」と「投資」を掛け合わせるのが大事ですね。
家計の考え方:お金持ちの行動を真似しよう
- 自分が価値を感じるものにお金を使う=節約
- お金が増えるものにお金を使う=投資
お金を増やしたいなら、お金持ちの行動から学びましょう。
間違っても、何十万もする「高額な怪しい情報商材は買わない」でください。
早くお金持ちになろうとすると、かえって騙されやすくなるので要注意です。
そんなものに全く頼らずに平均年収の夫婦2人、子供3人の家庭で4年で2000万に到達しましたから、多くの人にとって再現性があると思います。
自分が価値を感じるものにお金を使う=節約
お金持ちが大事にしていることは、「価値に見合ったお金を払う」ということ。
「高いから良い物だろう」と値段だけで判断せず「自分にとって価値を感じるもの」にお金をかけています。
「1万円の物が100円に値下がりしても価値を感じない物は買わない」ということですね。
ここを軸にすると何か買うときに「ちょっと待てよ、自分にとって必要な物か?」と一旦、冷静になって考えるので衝動買いが少なくなります。
お金が増えるものにお金を使う=投資
お金を増やすには「お金が増えるもの」を買いましょう。
購入後も維持費がかかるものは、購入する前によく考えましょう。
維持費は固定費なので、そういったものが増えると家計をじわじわ圧迫します。
お金が増えるもの=「資産」
お金が減るもの=「負債」
負債の代表格として「住宅」「車」「保険」の3つが良く挙げられますが、これ全部、買わなくて済めば買わないほうが良いです。
資産とは?
・株式や債券
・貴金属や美術品(場合による)
・土地や建物の不動産(場合による)
・自己投資:自分への知識や技術
ポケットに入ってくるものが「資産」、ポケットからでていくものが「負債」とロバートキヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」で表現されています。
You Tubeで要約した動画があるので、そちらでも十分理解できますし、より詳しく知りたければ本や電子書籍を購入してみて下さい。
簡単な表現でわかりやすいですよね。
この考え方を持てば、自分が買っているものが「資産」かどうか簡単に判断できます。
節約:必要ないところにお金を使わない
- Amazonや楽天市場を活用する
- 食料品は多少高くても気にしない
- 住宅や住宅ローンの考え方
- 車の消耗品や車検の考え方
- 医療保険、生命保険、損害保険の考え方
入ってくるお金(収入)よりも出ていくお金(支出)が多ければお金は貯まりません。
Amazonや楽天市場を活用する

Amazonや楽天市場には、数多くの商品があり欲しい商品を簡単に見つけることができます。
食料品以外は「ほぼ全て」と言って良いほどネットで買っていますね。
洗剤なんかも詰め替え用の大容量のやつを買うと、重たいのに玄関まで持ってきてくれて助かります。
24時間いつでも注文できるし、楽天だとポイント還元も大きくかなりお得に買えます。

仕事で忙しくて時間がない時や、買い物する場所がない地域(特に田舎)に住んでいても、手軽に買い物ができるのがありがたいですね。
割引セールやキャンペーンも定期的に行われます。
楽天市場は楽天経済圏にどっぷりはまれば、ポイント還元が最大40%程度になることもあるのでフル活用しましょう。
Amazonはポイント還元が少ないですが、「もともと値段が安い」し「返品や交換の対応も迅速」で「小物1点でも送料無料(プライム会員の場合)」なのが助かります。
Amazonと楽天市場はタイミングや購入するものによってお得さが変わるので、使い分けると最強です。
Amazonはプライム会員(500円/月)はすぐに元がとれるので必ず入会しておきましょう。
たくさんの映画や無料動画がある「プライムビデオ」は、子供がいるので重宝してます↓
Echo Show5を返品交換したときの記事はこちら↓
食料品は多少高くても気にしない
スーパーや食品店のチラシやクーポンをチェックし、割引や特売品を探してませんか?
チラシやクーポンを使って安く買えるのは良いのですが、5円、10円のために30分や1時間もかけては意味がありません。
その30分や1時間を自己投資に使ってスキルを高めたほうが有益です。
安いスーパーやドラックストアなんかは薄利多売なので、一度「これは!」と思う店を決めたらその店を集中的に利用します。
品物によっては他の店より多少高い物もありますが、1円でも安いところを求めて他の店に移動したり無駄な時間をかけるより同じ店で買っちゃいましょう。
小さすぎる金額は気にせず、かける時間や労力に見合ってるのか?時間を有効に使えているか?をいつも考えています。
住宅や住宅ローンの考え方
住宅は新築一戸建てを購入しましたが、今となれば中古でリノベーションも選択肢に入れとけば良かったと思っています。
新築だと建てた瞬間に価値がガタ落ちしますが、中古住宅だと初期費用が抑えられて価値も急激に落ちにくく、リノベーションで見た目はキレイになる、というメリットがあります。
これから戸建てを考える場合は、新築だけじゃなく中古も選択肢に入れておくと、支払額が数百から1000万ぐらいは変わるかもしれません。
住宅ローンは変動金利の1.2%で組みましたが、数年後、どこの金融機関も変動金利で1%を下回っていたので、借り入れた銀行に金利の交渉に行きました。
電話で相談し窓口に行くと個室に通され、話しあいの結果「10年固定で1.1%」で落ち着きました。
金利は交渉することで下げてくれる場合があるので、まずは借り入れている金融機関に相談してみましょう。
結果的には変動金利でずっと借りとけば安かったのですが、変動金利だと急激な上昇によって支払えなくなる可能性があります。
「お金に余裕がない場合」や「ローン開始直後で残高が多い場合(数千万円)」だと、固定金利にしたほうが金利上昇におびえなくても良いので安心です。
残高が多いほど金利が少しでも上昇したら、とんでもない金額になりますからね。
金利は重要な要素なので、できるだけ安いところで借りたいですがローンを組めるところは地元の銀行だけじゃないので、ネット銀行や全国の金融機関を探しましょう。

「モゲチェック」は複数の金融機関の金利が一括で比較できますし、見積もり金額(概算)もすぐにわかるので便利です(見積もり無料!)。
あと、支払い方法について気をつけたいのが「ボーナス払いをしない」という点です。
もしも「ボーナスが出なかったら?」ローンが支払えなくて、自宅が差し押さえられたら困りますよね?
多少割高に感じても、ローンは「月々の給与で支払える範囲」としたほうがリスクを抑えることができます。
車の消耗品や車検の考え方
車は乗っても乗らなくても劣化していきます。
タイヤ、オイル、バッテリー、ブレーキパット、ヘッドライトや電球などの消耗品は定期的な交換が必要です。
「タイヤの溝の深さ」とか「ブレーキパットの厚み」は交換基準があって基準以下だと車検に通らないし、そもそも運転してても危ないですよね。
ここを安く抑えるには、「パーツはネットで購入」→「取り付けはガソリンスタンドや整備工場」というパターンです。
「パーツ購入」と「取り付け」を同じ店舗でお願いするとだいたい高くなります。
一度交換したパーツは時期がきたらネットで繰り返し購入するだけなので手間もかかりませんよ。
車検についてはユーザー車検が最安値ですが、個人的にはプロに整備やチェックをしてもらいたいので、車検専門店にお願いしています。
車検はどこで受けるかで大きく変わってくるので、節約する方法を知っておくと数万円単位で安くできます。
楽天Car車検はサイトを経由するだけで、ポイント還元やキャンペーンで特典がついてくる(店による)ので使わないともったいないです。
「無料で使える」
「ポイント還元あり」
「特典(店による)あり」
という感じでかなりお得です。
サービスは楽天会員以外でも使えますが、ポイント還元は楽天会員だけなので、まだの方は会員登録しておきましょう。
医療保険、生命保険、損害保険の考え方
保険は「起こったら取り返しがつかないほどの金額が発生する」ものだけかけます。
例えば「生命保険」や「自動車の任意で入る損害保険」などです。
医療保険は病気やケガをしたときにもらえる保険ですが、日本だと国民皆保険制度なので国が保険をかけてくれています。
医療保険と別に「高額療養費制度」という制度があるので、高額な手術(1000万とか)をしても月の支払い上限を超えることはありません。

※所得によって支払い上限は変わります。「厚労省ホームページへ」
なので、自分で医療保険に入ると2重になるし基本的には必要ないかなと思っています。
結婚前に入っていた医療保険は、毎月5,000円ほどかかっていたので解約。

ですが、都道府県共済だと大人が月2,000円、子供が月1,000円で加入できて、割戻金(お金が返ってくる)が2〜3割あるので格安で医療保険に入れます。
後は、年末調整で所得控除に入れるのを忘れずに。
保険だけで月に数万円かかるようだと入りすぎかもしれませんね。
基本的にはネットで販売されている保険商品がおすすめです。
対面販売だと店舗費用、人件費も保険金額に上乗せされるのでが、ネットだと費用が抑えられるので安くできます。

生命保険はライフネット生命を利用しています。
ライフネット生命は24時間オンラインで完結するし、保険料も安いのでおすすめです。
自動車の任意保険(損害保険)は、毎年、それぞれの会社の保障内容をみて変えるようにしています。

2022年がイーデザイン損保、2023年は楽天損保と契約しました。

こちらも基本的には24時間オンラインで完結するところを選んでいます。
保障内容は基本的にどこも変わらないので、条件をそろえて見積もりをとると金額の比較がしやすいです。
あと、任意保険で絶対外せないのが、「ロードサービスがついているか?」です。
寒い冬の朝、カングーのエンジンがかからず困っているところ、ロードサービスに自宅に来てもらってエンジンをかけてもらった思い出があります。
ロードサービスは旅先、外出先だけじゃなくて、自宅にも来てくれます。
車に万が一のことがあって有料のロードサービスを使うとかなり高額になるので、任意保険は必ず「ロードサービス付帯」を選びましょう。
ほんと、助かりました。
その時の記事はこちら↓
資産運用:ほったらかしでもお金は増える
- 証券会社の口座開設は必須
- インデックス投資がおすすめ
- FXは投資初心者向けではない
- 暗号資産はおまけ程度で
証券会社の口座開設は必須
銀行でお金は増えません。
まずは、証券会社の口座開設が第一歩です。
証券会社はネット証券の「楽天証券」か「SBI証券」がおすすめです(両方持ってます)。


楽天経済圏にどっぷりハマっている人は「楽天証券」、そうじゃなければ「SBI証券」が良いです。
必ずネット証券を選びましょう。
理由は節約のところでも書きましたが、対面窓口がある証券会社だと「建物(家賃代)」「人(人件費)」「机やいす(設備費)」など準備が必要になります。
その費用をだれが払うのか?といえば、当然、お客さんからもらうわけで商品の値段や手数料に上乗せされます。
投資で大切なのは、「安全な投資先」と「手数料の安さ」になります。
投資先が良くても手数料を多くとられれば、その分こちらの利益は減ってしまいます。
「手数料が安い=ネット証券」
となるわけです。
楽天証券だと投資商品によっては、「楽天市場の買い物でポイント還元率がアップする」ので普段の生活にも役立ちます。
インデックス投資が一番おすすめ
資産運用の王道はインデックス投資です。
仕事で手いっぱいなのに、資産運用について勉強する時間なんてないですよね。
指数に連動するインデックス投資は投資の最適解と言われています。
一度、毎月積み立ての設定をしておけば、後は放ったらかしで資産が増えていきます。
だいたい年率7%と言われていますが、年によっては上下に20%ぐらい動く事があるので、お金が減るのに慣れてないとビックリして売ってしまいます。
減ってもいつかは回復するし、下がった時期に買い増すことで上昇したときに恩恵を受けるので、放ったらかしで気にしない事が大事です。
つみたてNISAの実績はこちらで公開しています↓
FXは投資初心者向けではない
FXはゼロサムゲームと言われ、「誰かが勝つと誰かが負ける」という世界です。
「大きく勝った1人」がいれば、他に「大きく負けた1人」または「小さく負けた大勢の人」が存在することになります。
勝てれば良いですが、万が一大きく負けて破産することになれば仕事も家庭も崩壊することは間違いないです。
それだけ「ギャンブル性が高い」ということです。
短期売買で大きな利益を得ようとする行為は「投機」と言われ「投資」とは似て非なるものです。
一方、インデックス投資は長期的にみて指数が上昇すれば全員が勝てる可能性があるので、投資初心者向きと言えます。
こちらは将来への価値や成長に対してお金を預けているので、ギャンブル性が低く「投資」と言えます。
暗号資産はおまけ程度で
暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどの代表的な仮想通貨が含まれます。
現在は単なる通貨だけでなく「プラットフォーム」やアプリケーションを支える「トークン」など、さまざまな種類が存在します。
暗号資産は上下の変動率が大きく、「金」や「現金」「株式」などと違って現実には存在しません。
あくまで「データ上にしか存在しない」ものなのです。
こちらは個人的に将来性を感じているので、毎月少額を積立てしています(ビットフライヤーです)が投資初心者向きではありません。

短期売買で稼ごうとすれば大損する可能性もありますし、現物がないのでいつ消滅してもおかしくありません。
将来性を感じるかたは、おまけ程度で小額の積み立てをおすすめします。
実際、ビットコインが過熱していた時期に「上がりすぎだな」と感じていたので、一旦、すべて売却しました。
購入15万円→売却60万円ぐらいだったので利益が45万円ほどでましたが、その後、暴落したので運が良かったです。
暴落後、チャンスと思って「毎月1,000円の積み立て」実施しています(宝くじ感覚です)。
取引所としては、「ビットフライヤー」や「コインチェック」が有名ですね。

まとめ
「2000万円なんて貯められない」と思っていましたが、収入と支出のコントロールをすることで「いつの間にか貯まったな」という感じです。
あんまり節約で頑張った記憶がないですし、仕組みさえ出来てしまえば「ほったらかし」で良いので楽なものでした。
「節約するポイント」や「資産運用」について新しい情報があれば、随時、更新していこうと思います。
①「稼ぐ」②「節約」③「資産運用」ついて参考になればうれしいです。